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これからの時代、外食産業が生き残っていくには

開催レポート

ダブルエムの安井です。

 

 

先日開催した、「日本食文化100年研究会」開催レポート第二弾です。

前回の記事はこちら。

新しい伝説の始まり

 

 

2部は「日本食文化100年研究会」代表の狩野高光さんの講演。

テーマは「外食産業のテノワールを耕す 新世代が創る外食産業の未来」。

 

 

 

 

外食産業の廃業率は1位。

20年ほど前は3年で廃業すると言われていましたが、今や1年半で廃業すると言われています。

またデジタル革命がどんどん進んで、なくなると言われる仕事が数多くありますが、飲食店も例外ではありません。

 

 

例えば、身近な話でいうと食洗機がお店に置かれるようになって、洗い場専門スタッフは不要となりました。

機械でできる仕事は、機械に取って代わられます。

そんな時代に生き残るには、機械にできない仕事をすることですが、キーワードで出てきたのが「コミュニケーション」。

 

 

 

 

お話を伺いながら、バーテンダー時代の師匠の教えを思い出しました。

 

 

それは、酒場にバーテンダーがいる意味。

コンビニやスーパーで350ml300円程度で売られているビールが、バーで飲むと例えば1000円とかするわけで。

なぜ何倍もするのか。

ただ酔いたいだけだったら、そういった小売店で買うのが一番安く酔える。

 

 

バーで1000円で提供している、価値とはなにか。

それは、お客様に心地よい空間と時間を提供すること。

ある人は、仕事で嫌なことがあって話を聞いてもらいたいかも知れない。

ある人は、お酒の物語を聞ききながらお酒の味を楽しみたいのかも知れない。

だから、バーテンダーは勉強しなくてはいけない。

 

 

・・・・・・・

 

 

スナックではお客様が、「ちょっとあなた飲みすぎよ!」とママに叱られたり、何なら「そこのグラス取ってよ!」とお店の手伝いをさせられていたりしますw

私は旅行したときに夜、スナックに行くのが結構好きで・・・。

ママの人生物語を聞きながらお酒を飲んでいると、すごく楽しい気持ちになります。

 

 

八丈島で訪れたスナックではママに、「観光案内するわよ!」とまで言ってもらえたり。

そのスナックは、地元のコミュニティみたいな機能を持っていて、老若男女が楽しんでいました。

 

 

狩野さんの話でもスナック最強説が出ていましたが、これはロボットではできない飲食店の形です。

今という時代の中で、「人」にしかできないサービスとはなにか。

「人」が外食産業に携わる意味とはなにか。
外食産業が提供できる価値について、考える機会となった素晴らしい講演でした。

 

 

 

 

その後の懇親会では、人形町今半のオードブルを楽しみながら。

参加者の皆さんには、「こんな素晴らしい機会に参加できてよかった!」「なかなか他では聞けない講師陣だった!」「いろいろな背景を持つ方が来ていて多様性があった」などなど、企画者冥利に尽きるお言葉を頂戴し、とても嬉しかったです。

 

 

 

 

次回の特別ゲストは、北海道・佐々木ファームにて自然栽培を確立、現在は、淡路島で循環のありがとう村を運営している、一般社団法人大地が教えてくれたこと 代表理事の 村上さゆみさんをお迎えしています。

 

 

生産現場と食卓のつながりが薄れている現代。

スーパーできれいにパッケージされた食材しか見たことがないため、魚に骨があることを知らない子どももいるそうです。

 

 

次回のテーマは、「生産現場から学ぶ、いのちの食」。

農作物が種から芽を出し実をつける循環、生産から口に運ばれるまでの食べものの循環、そして生涯にわたる食の営み・いのちの営みの循環を、ありがとう村の取り組みからお話しいただきます。

生産過程や循環を知ることによって、食材を身近に感じ安心安全の食を考える場とします。

 

 

懇親会では、ありがとう村で作られた野菜を一部使用したケータリングを提供予定です。

皆様のご参加お待ちしております!

 

 

お申し込み、詳細はこちらから

日本食文化100年研究会【生産現場から学ぶ、いのちの食】村上さゆみ氏特別講演

 

 

 

それではまた!

 

 

近日予定のイベント情報

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