こんにちは!安井です。
先日、ある大学の先生とお話したときのことです。
その先生は、社会科学系の分野を研究されているのですが、こんなお話をされていました。
就職活動の相談にのる中で
「学生の中には、この会社はブラックじゃないですかねえ」
と心配している学生が多い。
それに対して、先生は
「資本主義自体がブラックな仕組みだということに早く気がついて欲しい。言えないけど」
とおっしゃっていました。
利潤追求に奔走するだけの企業やビジネスであれば、
だんだんブラックになってしまうのかもしれません。
なぜなら、「儲かればいい」という
目線でしかビジネスを考えられなくなってしまうからです。
5月から始まる講座にゲストで登壇していただく
鎌倉投信創業者のお一人で株式会社eumoを設立された
新井和宏さんも、
著書の中でこんなことをおっしゃっています。
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※気になる講座内容はこちら
https://double-m-inc.com/lp/eizoku/
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(引用)
効率よく稼ぐことをモノサシにすると、困ったことが起きてしまいます。
というのも、効率の良さも、稼ぎの大きさも、無限に追求できてしまう。
(中略)
その結果、本来は幸せを手に入れる手段であった「お金を増やすこと」が、
いつしか自己目的化していってしまうのです。
(引用ここまで)
「儲かればいい」発想の経営の結果が
昨年、相次いで発覚した企業のデータ改ざん問題、
某マンスリーマンションの手抜き工事、
2015年の大手広告代理店の過労自殺、
そんなニュースに触れてきた学生たちは不安だと思います。
しかし、ニュースにはなりませんが、
素晴らしい会社は、ひっそりと着実に社員の幸せと高収益、継続成長を両立しています。
以前、大久保寛司さんと訪問させていただいた
長野の伊奈食品工業さまでは「年輪経営」というお話を伺いました。
「年輪経営」とは毎年、ゆっくりとでも、着実に成長しつづける経営方針です。
伊奈食品工業さまでは、無理な急成長は目指さずに
社員の皆さんの働きやすさや幸せを重視しながら少しずつ成長し続ける方針をずっと貫いていらっしゃいます。
新井さんがおっしゃる通り、「お金を増やすこと」は幸せになる手段の一つです。
ですから社員は幸せか?ということはとても大切だと思います。
働く人の幸せと会社の成長を以下に両立させていくのか?
ますます、経営者に求められてくる視点かもしれませんね^^
今年も大久保寛司さんと毎回、素晴らしい企業様を見学させていただく講座を開講します。
この講座は、今回で第5回目になるのですが、
毎回、素晴らしい企業様を見学させていただいていてリピーターの方も多いです。
今回は先程、ご紹介した株式会社eumoの新井和宏さんにもゲスト講師としてご参加いただきます^^
貴重な機会なのでぜひチェックしてみてくださいね。
https://double-m-inc.com/lp/eizoku/
それでは今日も最後まで読んでくださり、ありがとうございました。