ダブルエムの安井です。
1月12日は、2020年の第一回目の日本食文化100年研究会の定例勉強会でした。ゲストは、株式会社ゼットンの鈴木社長。講演テーマは【持続可能な街づくりを担う、ゼットンの取り組み】。
鈴木社長の自己紹介から始まった講演会は、とても素晴らしいものでしたので、今日はその時の学びをシェアしたいと思います。
縫製工場を営む家に生を受けた鈴木社長の最初のアルバイトは、アパレルだったそうです。そこで販売する楽しさを知り、その後、飲食店のアルバイトを始め、株式会社ゼットン 創業者、稲本さんとの出会いがありました。
ゼットンが名古屋から東京へ展開するときも、ずっとそれを支えていた鈴木社長。講演会でお話していたことを箇条書きでシェアしますね。
・21期のタイミングで事業承継
・承継当時、会社の価値は売上規模で決まらないのに、売上を上げることにフォーカスしてしまった
・場所が良くないと集客が大変
・人の力を最大化する、契約している不動産の価値を最大化することで、利益を上げる
・かっこいい店を創るのではなく、先代から受け継いだ企業理念を形にしていく
・もっとも大切なのは人、人を大切にするES経営
・人が育てばいい店になる、いい店になれば街を活性化する→循環が生まれる
・魅力あるコンテンツがあれば、街も魅力的に→葛西臨海公園の再生へ
・飲食店をつくることによって、公園がどう生まれ変わるかという視点
・葛西臨海公園のもともとあったカフェを、徹底的にハワイアンに
・結果、新興住宅のママであふれる、平日から集客できるカフェに生まれ変わった
・葛西臨海公園 ウエディングもプロデュース
・ロケーションが抜群で海外ウエディングと同等の写真が撮れる
・大手デベロッパーとの違い コンテンツプロデュースと運営ができるのが強み
・サステナビリティ経営戦略 お客様、株主など分断されているのを繋ぐ役割
・サステナビリティ経営をどうマネタイズするか そのためにエリア開発をする
・ゼットンが取り組むべき4つの社会課題(気候変動対策/資源効率化、地域の活性化、外食産業の成長、健康)
・再生可能エネルギーへの切り替え
・例えば紙ストローへの変更 そもそもストローを使わなくてもいいメニュー開発へ
・紙ストローの開発 植林により森林伐採しなくてもいいオペレーション
・古紙を使ったコースターの開発 物販にも
・障害児向けのサーフィンスクール 日曜日休みの店舗を使い、職業体験
・素敵な公園があることによって、街自体のブランド価値上昇→自治体の税収増収へ
・たったひとつの公園の、本気のプロデュースで街が変わる
・Adidasとのコラボはサステナビリティという横軸があったから
・サスティナブルシーフードの提供をスタート
・小さな大学のスペースなどを活性化できないか→街の価値へ
・地域社会に貢献できる、ホスピタリティ企業へ 100年先の未来の源泉へ
「僕たちは、飲食店をやっているのではなく、街をつくっている」、力強い鈴木社長のこの言葉に、しびれました。飲食店経営の大きな可能性を、改めて学ぶことができた講演会でした。
日本食文化100年研究会では、このような形で毎月素敵なゲストをお呼びして、イベントを開催しております。次回は2月9日!
外食産業に限らず、どんな業種の方でもご参加いただけますので、ぜひチェックしてみてください。
日本食文化100年研究会【わずか3年で7店舗・年商3億円を築いた飲食店経営のたった2つの成功の秘訣】20名限定スペシャルセミナー
それではまた!