こんにちは!
イベントセミナープロデューサーの安井麻代です。
あなたはセミナーを開催するときの金額はどのように設定しているでしょうか?
「できるだけたくさんの人を集客したい」という思いから極端に安い金額しているという話を聞きました。
「たくさんの人を集客したい」その気持ちはわかりますが、セミナーの参加費を極端に安い価格にすることはお勧めできません。
今回は、セミナーの参加費を極端に安くしたり、無料で開催することをおススメしない理由と、お勧めの価格設定についてご紹介します。
セミナー参加費の設定は極端に安い金額や無料はお勧めしない理由
セミナーを開催する際、多くの人が一番気になることが集客です。
「人が集まらなかったらどうしよう…」不安な気持ちになってしまいますね。その不安を「すこしでも和らげたい…。」そんな思いから、何とか対策をしようと考えます。
「セミナーを参加しやすくしよう!」そんな思いから参加費を無料や極端に安い金額に設定してしまいたくなる、その気持ちはよくわかります。
しかし、その価格設定、ちょっと待ってください。セミナーの参加費を極端に安くすることは良いことだとは言えません。
セミナーで集客をするために大切なのは、良い企画を作ることであって参加費を下げることではありません。
確かにフロントセミナーで収益を上げようとする必要はありません。
それでも極端な安い金額設定をおススメしない理由は、参加する見込み客の質が悪くなってしまうからです。
セミナー開催の目的を思い出してみましょう
セミナーの参加費を極端に安い金額や、無料にすることは、質の悪い参加者を集めてしまう可能性を高くしてしまいます。
質の悪い参加者とは、もともとサービスにそんなに興味を持っていない人や冷やかしでの参加の人などを言います。
また、セミナーや講座の最中に参加者全体の雰囲気が悪くなってしまうような言動をしてしまうような人もいます。
集客ができないことへの不安も理解できます。しかし、ここで思い出していただきたいのが、あなたがセミナーを開催する目的です。
あなたがセミナーを開催する目的は、「何でも良いからとにかく人を集めたい」でしたか?おそらくそうではなかったはずです。
目的はあなたのサービスを必要としている顧客に届けることだったはずです。あなたがつながりたい見込み客はいったいどんな人だったでしょうか?
もう一度あなたのペルソナを思い出してみてください。
セミナーの金額設定の考え方
セミナーの参加費をどのくらいに設定するべきかを考えるときに、セミナーの開催目的を忘れてはいけません。
例えば、高額のバックエンドの販売へと進める場合、「安い参加費だったから、とりあえず参加してみた」と言う人がその商品を購入するでしょうか?
おそらくそういう理由で参加した人は、その商品に興味もないはずです。
興味を持たれることもあるかもしれませんが、ない場合がほとんどでしょう。
また、「安いから」という理由で参加した人ほど、少しのことでクレームを言う人が多い傾向もみられます。
参加しやすいけれど、安すぎない金額を設定することで、本気でセミナーの内容について知りたいと思っている人が参加してくれるようになります。
あなたがセミナーに集めたい人は、セミナーの内容について本気で知りたいと思っている人ではないですか?
お勧めする金額とは
セミナーの参加費としてお勧めする金額は3000円から5000円です。どんなに安くても3000円はいただくようにしてください。
参加費の設定で感じるイメージは、東京で開催するのか、地方で開催するのかによって微妙に変わります。
東京だと5000円のセミナーは高くありませんが、地方だと5000円は高く感じたりするからです。
ですので、地方で開催するのであれば3000円がおススメです。この価格が、参加しやすくて、本気で知りたい人が集まりやすい価格です。
フロントセミナーでは収益を上げることは考えずに、損益分岐点を考えてバックエンドで収益を上げられるように企画をしてくださいね。
セミナーの参加費は極端に安い価格設定にしない
セミナーの参加費は無料にしたり極端に安い金額に設定することは良くありません。
なぜなら、セミナーの開催目的にそぐわない参加者が集まってしまうことにつながるからです。
せっかく開催したセミナーなのに、目的にそぐわない参加者ばかりが集まってしまって、結果的に失敗に終わってしまっては元も子もありません。
参加しやすい金額で、質の良い顧客を集めることができる金額を設定することを強くおススメします。
参考になれば幸いです。