こんにちは!
セミナーイベントプロデューサーの安井麻代です。
長野県の駒ケ岳近くにある最寄りの道路は農道だけ・・・という会社があります。
都会の会社に比べて交通の便はよくありません。
行っているビジネスも、ITや広告といった若者向けのものではありません。
三菱商事や住友商事のような大手の商社のような、派手な仕事をしているわけではありません。
この会社が作っているのは
寒天です。
もしかすると、あなたもこの会社のことを知っているかもしれません。
伊那食品工業さんという企業です。
伊那食品さんには、採用を行うには不利な立地にも関わらず、毎年、数百人の新卒応募が集まります。
国立大学卒など高学歴の学生も応募してきます。
なぜでしょうか?
答えはシンプルで、「とてもいい会社だから」です。
業績はもちろんですが、それ以上に企業風土、社員の方の姿勢が素敵です。
大久保寛司さんの勉強会で、私も伊那食品さんを見学させていただいたことがあります。
抽象的な言い方ですが、お話をしてくださった社員の方が新人の方も、ベテランの方も
キラキラしていたのが印象的でした。
伊那食品さんは、ベストセラーになった「日本で一番大切にしたい会社」にも掲載されている企業です。
「いい会社」ということは世間に「知られて」います。
だからからこそ、新卒者がどんどん集まってくるのです。
「いい会社を作る」×「それを伝える」
この組み合わせが、これからの人事戦略には大切なのかもしれませんね。