こんにちは!
セミナーイベントプロデューサーの安井麻代です。
あなたは商品の企画をする際、ゴールである高額商品から先につくっているでしょうか?
先に価格の安いフロントセミナーを企画し、実行してからその先を考えていくというやり方をしている人も少なくないようですが、私がおススメするのは断然、先にゴールである高額商品を作ってしまうことです。
今回はその理由についてご紹介します。
企画を作るときには高額商品(バックエンド)から作るとうまくいく
冒頭でもご紹介した通り、私は、高額商品から作ることを講座でもおすすめしていますし、私が企画を作る際も必ずそうしています。
それにはもちろん理由があって、高額商品(いわゆるバックエンド)を先に作らなければ企画自体がブレてしまうからです。
先に参加費が少額であるフロントセミナーのようなものをして、それから「これからどうしよう?」と考えていたら、自分がどこを目指すのかわからなくなってしまいます。
高額商品を先に作らずに企画を進めることは、ゴールのわからない100メートル走を走るようなものです。
「用意、スタート」でピストルがなっても、どこがゴールであるのかがわからないのであれば、どのように走ったら良いのかわからないのですぐに走り出すことができません。
それは結果的に100メートル以上走ることになり、100メートル走ではなくなってしまいますよね。
100メートル走は100メートル先にゴールがあるから100メートル走なのです。ゴールがなければ100メートル走として成立しません。
高額商品というゴールがないままスタートさせた企画は、それは一つの企画として成り立たないのです。
実施しながら考えていくのではだめなのか
少しずつ実施しながら作っていく…というやり方をしている人もいます。やってみて、顧客の反応を見ながら修正するのだと。
実際に顧客の反応を見ながら修正することは大切な事です。テストを重ねて一つの企画を創り上げていくのですから。
ですが、実施しながら作っていく…というのは、ひとつの企画を作っている途中であるということができます。
企画自体ができていないのです。
先ほどの100メートル走で例えるならば、走ることは決めたけれど、全速力で走るのか、とにかくゆっくりでも走るのか、全員で一気に走るのか、数名ずつ走るのか、ということも決めていない状態です。
企画をしながら進めていくので、当然、グダグダになったり、失敗したり、その企画自体を断念したりすることも結果として出てきます。
ビジネスが初めてで、手探り状態だからそのようにしていきたいと言う人であれば、それでも良いのかもしれません。
しかし、プロ主催者として企画を主催して進めていくのであれば、ゴールを決めずに出発して、「できませんでした。」では済みませんよね。
何より、得たいものがあってお金を払って参加してくださっている顧客にも申し訳ないです。主催を申し込んでくださった講師にも顔向けができません。
きちんとゴールを設定し、それに向けて最善の結果となるようにすべての企画を作る。それからテストをしてみて改善をしていくことでより良い結果を生み出すことができるようになるのです。
セミナー業界の闇について
今でこそずいぶんましになってきてはいますが、過去にはセミナー業界には適当なことをしている人がたくさんいました。
お金をいただいているのに、顧客にきちんとした価値を提供することなく、ただお金を集めているだけというようなサービスを提供しているのです。
今でもたまにそのようなニュースを聞きます。そのような適当なサービスをなくしたいと私は考えています。
きちんとしたサービスを提供するためには、企画の段階でどのような価値を提供するのかということをしっかりと明確化しておく必要があります。
そして、ビジネスですからきちんと収益もあげる必要があります。
しっかりとした価値を提供して、きちんと収益を上げるためにも、ゴールを先に設定することが欠かせません。
ゴールである高額商品を作ることで、そこまで進めるために必要なことを考え、そこに向かって企画を作って実施していくからこそ、企画がうまくいくのです。
参考になれば幸いです。