ダブルエムの安井です。
先日、初めて約40時間の船旅をしました。
大阪から旭川まで車の移動があったのですが、さすがに1,800kmの距離を陸送する気にはなれず、「そうだ！フェリーという手段があった！」ということで、フェリーに乗りました。
調べてみると、舞鶴や敦賀から苫小牧、小樽を結ぶ新日本海フェリーと、名古屋から苫小牧の太平洋フェリーの2つの航路が。
新日本海フェリーのほうが、20時間と所要時間は短いのですが早割がなく、太平洋フェリーに比べて料金が高いこと、22時という遅い時間に北海道に着くことがネックで、太平洋フェリーを選択。
正直、フェリーなんてただの移動手段のひとつだと思っていたんですよ・・・。それがいい意味で覆されました。
まず、驚いたのが無料のミニコンサートが夜と昼あること。
日によって出演者は変わるみたいですが、私が乗ったときはオペラ歌手とエレクトーン奏者の2人。オペラと言っても、サラ・ブライトマンや美空ひばりなど、幅広くヒット曲を歌ってくれるので、耳馴染みがある曲ばかり。
ミニコンサートのあとは、映画の上映もやっていたようです。
さらには海が一望できる、大浴場。私は夜しか入ってないので、景色はさっぱりでしたが、大きな窓があって昼間に入ると、とてもいい景色が見れたと思います。
食堂では朝、昼、夜とバイキングの食事が楽しめ、部屋もカプセルホテルのような作りから、こぶりなビジネスホテルの部屋、スイートまで幅広く選択可能。
また、福島あたりでは、兄弟船とすれ違うのですが、それもイベントぽく仕上げていて、汽笛を鳴らしてすれ違い。なんだか妙に感動してしまったひとときでした。
しかも、スタッフの皆さん、全員感じがいいんです。随所にホスピタリティ・マインドが感じられて、心地良い時間を過ごせました。
豪華客船とまではいかないけど、40時間という長い船旅を、少しでも楽しんでもらおうという心意気が見られて、「フェリーいいじゃないか！」と思った旅でした。
今回はオフシーズンでお客さんもまばらでしたが、きっと夏は予約が取れないくらい混むんでしょうね〜。年末年始、出かける方も多いかと思うので、旅の参考になれば嬉しく思います。
それではまた！
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