日本の企業が直面する「後継者問題」

日本は少子高齢化が進む中、多くの企業が承継の問題に直面しています。後継者問題で廃業を選ばざるを得ない企業が年々増加しており、年間約4万件もの企業が後継者不足を理由に廃業しています。この数は、経営不振や債務超過による倒産件数の約5倍にも上ります。

つまり、経営自体には問題がないにもかかわらず、後継者が見つからないために事業を継続できず、休廃業や解散の道を選ぶ企業が非常に多いのです。

特に家族経営の企業において、親から子へと家業を承継する「家業承継」は、多くの経営者にとって大きな課題です。川口菜旺子氏もまた、父の急逝に伴い社長業を引き継ぐことになり、その際に発覚した12億円もの負債と、アパレル業界の変動に翻弄されながらも、社業の立て直しに奮闘してきました。

しかし、彼女はある出会いをきっかけに、家業承継を成功させ、3年後の創業100周年という節目に、無事に御子息へとバトンを渡すことができました。

著書『大満足!川口さんちの家業承継』と社長の卒業式

この度、川口氏はその経験をまとめた一冊の著書『大満足!川口さんちの家業承継』を出版し、さらに社長の引退を記念した「社長卒業式」を開催することになりました。このイベントでは、家業承継の成功に向けた具体的な方法や心構えを、川口氏の実体験を通じて学ぶことができます。

川口菜旺子からのメッセージ

こんにちは、川口菜旺子です。

私が会社経営の中で最も苦しんだのは、多額の負債と孤独な戦いでした。特に、経営者として18年間の経験を通じて、中小企業の経営者が直面する孤独や困難に深く共感しています。相談相手が少なく、コミュニティの中でも本音を語れる相手はほとんどおらず、まるで表面は優雅に見えても、水面下で必死に足を動かす白鳥のように感じていました。

私自身も、経済的な余裕がなく、専門家に相談することすらできなかった時期がありました。この苦しい経験を通じて、私は同じように孤独や経済的困難に直面する経営者を支援したいという強い思いを抱くようになりました。

ビルの売却をきっかけに、祖父から受け継いだ大切な会社を息子たちに譲る決心がついたとき、私は新たな夢を見出しました。それが「社長のサードキャリア支援」です。経営者が孤立せず、知識と支援を得られる環境を作ることで、次のステージに進む経営者をサポートしたいと考えています。

このイベントでは、私の経験を通じて得た教訓や、家業承継を成功させるための具体的な方法を共有します。皆さまが家族経営の未来を守り、次世代へ確実にバトンを渡すためのヒントが詰まった内容です。ぜひご参加いただき、共に新たな未来を築きましょう。

お待ちしております。

川口菜旺子

 

イベント概要

日時

2024年10月9日12:00(開場11:30)〜14:00

会場

東郷記念館※1次会会場
東京都渋谷区神宮前1丁目5-3
03-3403-1431
https://maps.app.goo.gl/Zq4uguEYc983wq98A

費用 10,000円(1次会のみ)1次会10月9日12:00〜14:00
16,000円(1次会+2次会)1次会10月9日12:00〜14:00+2次会10月9日19:00〜21:00※会場は後日お知らせ予定です。

講師紹介

川口菜旺子(かわぐちなおこ)

株式会社メンターリング・アソシエイツ 代表取締役
株式会社フレール 代表取締役
Brainfulness® 主宰 代表講師
老舗社長の会 主宰
商工会議所練馬支部商業部会 副部会長
八王子市川口町(川口丘陵)をルーツとする川口家38代目

1960年4月 東京都生まれ 上智大学比較文化学部卒
1927年に祖父が創業した株式会社シュウ・カワグチを、2代目の父が亡くなったのを機に2008年代表取締役に就任し、3代目となる。経理担当者の不正により負債12億円を抱え、裏切りで心が折れそうになる中、数々の自己研鑽を探求。NASA、米国防総省で指導した教育学者ルー・タイス氏(コーチングの始祖)の日本における直弟子3人のひとりとして、氏が実現したアパルトヘイト撤廃・北アイルランド宗教紛争平定の基盤づくりを学ぶ。師のプログラムの日本語化と講師養成を統括。ルー・タイスの没後、最新の脳神経学の知見を取り入れたBrainfulness®を開発。2024年、株式会社シュウ・カワグチを二人の息子に継承し、自身が経営で苦しんだ経験から、幸せな社長のサードキャリア支援を理念に活動中。

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