満員予約・着座率80%を達成|血管の健康セミナーから見る企画・講師キャスティングのポイントとは?
2024年11月14日(木)、静岡県静岡市の男女共同参画センターあざれあ大ホールで、明治安田生命保険相互会社 静岡支社による無料の健康セミナー「なぜ元気な人ほど突然死するのか?強い血管をつくれば健康になる」が開催されました。
当セミナーでは、ダブルエム株式会社が、Webマーケティングを手掛けるドットアンドノード株式会社より依頼を受け、イベント開催に向けた支援を行いました。
本記事では当セミナーの事例をもとに、セミナー成功の秘訣や主催者が把握しておきたいポイントについてご紹介します。
なお、健康や保険に関するセミナーに限らず、商材を販売する際には、その必要性を顧客に認識してもらうことが重要です。イメージが伝わりにくい無形商材や、ひと目で活用方法を伝えづらいようなサービスを提供している企業も多いことから、情報発信の場としてセミナーという機会が役に立ちます。
もし「セミナーを開催したいが何に気をつけるべきかわからない」「自社商品(サービス)を見込み顧客に認知してもらい成約を生み出したい」と考えている方は、セミナーを企画検討する参考にしてみてください。
明治安田生命保険相互会社 静岡支社×循環器科ドクターによる
「血管の健康」セミナーを開催
今回ご依頼を受けた明治安田生命保険相互会社 静岡支社主催の「なぜ元気な人ほど突然死するのか?強い血管をつくれば健康になる」は、血液の健康をテーマとしたセミナーです。
三大疾病である「がん」「心疾患」「脳血管疾患」の中でも、心疾患の一つである心不全は、発症後5年以内に亡くなるリスクが50%にのぼるほか、急性心筋梗塞や大動脈解離といった合併症を引き起こすリスクがあるといわれています。
そこで当セミナーでは、静岡県民の方々の健康に寄与することを目的に、病気のリスクに共通する「血管の健康」に焦点を当て、現役の循環器科医でありYouTube登録者12万人を誇る人気ドクター杉岡充爾先生を講師に迎え、強い血管づくりに関するセミナーを開催しました。
主催者 | 明治安田生命保険相互会社 静岡支社 |
協力会社 | ドットアンドノード株式会社(Webマーケティング) ダブルエム株式会社(セミナー企画・支援) |
テーマ | なぜ元気な人ほど突然死するのか? 強い血管をつくれば健康になる |
開催日 | 2024年11月14日(木) |
講師 | 杉岡 充爾 医療法人社団鳳翔会理事長 すぎおかクリニック院長 YouTube登録者12万人 |
セミナー内容 | 血管の健康と生活習慣改善に関する解説 |
会場 | 静岡県 静岡市 男女共同参画センターあざれあ大ホール |
セミナーで取り上げたトピック
参加者に血管づくりの重要性を伝えるため、当セミナーでは以下のトピックを通じて、健康意識に関する現状や予防・対策の重要性を説明しました。
トピック | 講演の概要 |
日本人の死因と血管の役割 | まずは参加者が将来、発症する可能性がある日本人の三大疾病「がん」「心疾患」「脳血管疾患」における死因や死亡リスクについて解説しました。特に心疾患や急性心筋梗塞など、合併症を引き起こしやすい血管の病気について深く説明しました。 |
血管健康の重要性 | セミナーの中盤では、死亡リスクのある病気と血管健康の関係を詳しく説明。血管の老化が突然死や慢性的な不調につながるメカニズムを、視覚的資料も活用しながらわかりやすく解説しました。 |
強い血管を作るための実践方法 | セミナーの最後には、血管の健康を維持する具体的な対策を紹介。適度な運動、食生活の改善、禁煙、ストレス管理など、日常生活に取り入れやすい方法を具体的なアドバイスとともに提案しました。 |
セミナー集客・開催による期待以上の反響を獲得
募集人数350名に対し満席。着座率80%を達成
当セミナーでは、募集人数350名(申し込みベース)に対し、すぐに満席のご予約をいただきました。一般的に平均60〜70%と言われている着座率についても、それを上回る80%を実現。ほぼ満員に近い状態のホールで、血管に関する病気のお話や日常的にできる予防方法などを、多くの方たちにお届けすることができ、顧客との接点につなげられました。
担当者による効果的な集客アプローチ
本セミナーの集客活動は、担当者が主体となり、既存顧客を中心に情報を発信する形で進められました。日頃から顧客との信頼関係を築いている担当者が案内を行ったことで、セミナー参加への関心を高める結果となりました。
また、講師である杉岡充爾先生の経歴やセミナー内容に関する事前理解を深めるため、内部で準備を重ねたことが、より丁寧で効果的な集客活動につながりました。
満席予約・着座率80%を生み出した成功要因
セミナーの平均着座率を超える成果を生み出せたことには、開催前の準備段階における複数の成功要因があります。計画的にセミナーを成功させたいと考えている方は、紹介する3つのポイントを意識して企画してください。
① セミナーコンテンツが豊富な専門家の起用
セミナーを企画する際には、参加者の満足度を高めるために、セミナーコンテンツが豊富な専門家を選定することが重要です。
例えば、自身の書籍がある人であったり、Webコンテンツ上で情報発信をしていたりする方たちは、セミナーの内容を体系化していることから、非常にセミナー講師として向いています。実際に出版社と協力してセミナーを開催している方も多いため、安心してセミナー講師を任せられます。
なお今回起用した循環器科の現役医師である杉岡充爾先生は、YouTubeで健康情報を発信しており、医学的な信頼感と親しみやすさを兼ね備えている方です。事前に講師の適正をリサーチできたということもあり、専門家の講師としてスムーズに選定ができました。
以上より、セミナー講師として最適な人物を探したいなら、自身で情報発信をしており、その道の専門知識をもつプロであることをリサーチしたうえで声をかけるのがおすすめです。
②顧客層にマッチした講師選定
今回のセミナー成功に起因したポイントとして、顧客層にマッチした講師選びがあります。
例えば今の時代、テレビだけではなくSNSやブログなど情報発信をできるチャネルが豊富に存在します。特定のジャンルで非常に人気をもつ人物もいるため、講師選びでは対象とする参加者がどのような場所から情報を集めているのかを想定したうえで、マッチする講師を選定することが欠かせません。
また、想定する参加者に人気のある講師を選ぶことも重要です。ただテレビに出演している著名人を呼ぶという考えではなく、ネームバリューだけではなく参加者に「この人の話なら聞いてみたい」と思ってもらえる人物をキャスティングすることも大切なポイントだと言えます。
そういった理由もあり、今回の健康関連のセミナーでは、事前に健康系の情報発信をしている人気の循環器科ドクターを選ばせていただきました。もしセミナー講師の選定にお悩みなら「想定する参加者層にインタビューをする」「インフルエンサーのエンゲージメント(返信や反応)の高さをチェックする」といったリサーチを実施しながら、顧客層にマッチする講師を選定してみてください。
③参加者目線のチラシ作り
セミナーの開催にあたってチラシを使った集客をする際には、参加者目線でのチラシ作りにこだわることも重要です。
まず、チラシはただ作ればいいというものではなく、開催日や開催時間、講師の実績、セミナーの内容など、参加者が内容を理解できる情報を盛り込まなければ、申し込みにつなげにくくなります。
また、十分な内容を揃えられたら、手に取りやすいデザインにすることも重要です。Wordを使ってつくられた手作り感のあるシンプルなチラシよりも、こだわって作られたデザインのほうが、読む人に信頼感を与えられます。
これを一言で表すなら「魅力のあるチラシ」であることが大切です。魅力的なチラシでなければ手に取ってもらえないほかすぐに捨てられてしまうため「チラシを読んだあとすぐに参加を判断できるチラシを構成すること」「ひと目で信頼感を与えられるハイクオリティなチラシをつくること」を意識して制作をスタートしましょう。
セミナー満足度が個別相談のステップに影響する
TECHNOLOGY & MARKETING LABが公開しているイベント開催の実態調査によると、参加者に高い満足度を与えられる内容であるほど、その後のCTAにつなげやすくなるということがわかっています。
まずイベントの話を集中して聞いている人の割合について、満足度が低い人に比べて、満足度が高い人のほうが4倍ほど上昇。またそのなかでも満足度が高い人は、セミナーで紹介された商品やサービスの導入意欲が1.5倍近く増加します。
つまり、満足度の高いセミナーを開催できれば、それが顧客との成約率を高めるきっかけとなります。今回のセミナーを成功できた理由としても、参加者の満足度を最大限に高められたことが理由です。セミナーの企画では「どうすれば満足度の高いセミナーを開催できるのか」を意識することが大切だと覚えておきましょう。
セミナー開催を進めるポイント
セミナーは、あらかじめ計画を立てたうえで動かなければ失敗に終わる可能性が高いです。
そこでセミナー開催を始めたい方向けに、企画や集客に関するいくつかのポイントを整理しました。成功の鍵は、「企画」「集客」「運営」の3つの要素を順を追って計画することです。この流れを押さえることで、準備がスムーズに進みますので、手探り状態でセミナー開催をしようと考えていた方はぜひ参考にしてみてください。
【企画】セミナー企画が結果を左右する
セミナー開催のなかで特に重要なのが「企画」です。
まず企画のなかで検討したいのが、目的をクリアにするという点です。目的が定まっていなければ人を集められるセミナーを開催できないでしょう。また参加者が集まったとしても、セミナー満足度を高めにくいことから、顧客接点をつくり出せずにCTAを下げてしまいます。具体的かつ参加者の満足度を高めるためにも、ぜひ目的を明確にしてください。
また、企画を考える際にはペルソナを明確にすることも重要です。例えば「20代向けの広報PR」という目的でセミナーを企画すれば、対象者がどのような媒体で情報をチェックしているのか、何に興味があるのか、どれくらいの時間帯が暇なのかといったことがわかります。その結果「20代に刺さるセミナー内容は何がいいのか」「20代の参加者を集めやすい講師は誰なのか」「開催は平日・休日のどちらがいいのか」といったことを検討が可能です。一方で、ペルソナを考えずに動き出すと、誰に対するセミナーなのかがわからないまま進み、こちらもCTAを下げる要因になってしまうでしょう。
以上より「何のために」「誰のために」を具体的にしておかなければ、サービスへの誘導といった期待する最終目的につなげられません。セミナーを成功へ導くためにも、ぜひ企画に力を入れてみてください。
【集客】自社の目的に合う集客方法を活用する
セミナーを開催する際には、必ず人を集めるための集客活動を実施しなければなりません。とはいえ無作為に情報発信をしても、十分な参加者を集めるのは難しいでしょう。そこで実施すべきなのが、自社の目的に合う集客ツールを準備したうえで集客を始める方法です。
まず参加者のペルソナが、スマートフォンやパソコンを使って情報収集する人物である場合には、LP(ランディングページ)やメルマガなどの集客方法を活用できます。一方で人と接する機会が多い仕事など、アナログな手法で集客ができそうな場合には、チラシの配布などで人を集めることも可能です。
活用するツールによって集客できる人物が変化するため、ぜひ対象者を明確にしたうえで集客方法を選定しましょう。
【運営】運営がセミナーの満足度を左右する
セミナーの運営は、参加者の満足度に直結する重要な要素です。当日の環境や対応が整っていなければ、参加者の集中を妨げ、次のステップであるサービス訴求や個別相談につながりにくくなります。そのため、運営では細部にまで配慮した準備が欠かせません。
快適な環境作りは、運営の基本です。会場の温度や湿度は参加者の集中力や居心地に大きく影響するため、適切に調整しておきましょう。例えば、室内が暑すぎたり寒すぎたりすると、参加者が途中で席を立つ可能性があります。照明や音響も事前に調整し、講師の声や資料がクリアに届くよう整備してください。
さらに、スムーズな受付対応や明確な案内表示も重要です。参加者が迷わず受付を済ませ、必要な場所へ移動できるようにすることで、セミナー全体の印象が良くなります。また、進行スケジュールを細かく設計し、全スタッフに共有することで、トラブルを防ぎ、段取りを円滑に進められます。
セミナー企画・講師のキャスティングはダブルエム株式会社にお任せください。
満足度の高いセミナーを開催したいなら「企画力」「集客力」「内容の質」の3つを意識することが重要です。しかし、自社だけではセミナーを企画できない、講師をキャスティングできないとお悩みの人もいるでしょう。
もしセミナーを開催したいけれど実施できないとお悩みなら、セミナーマーケティングおよびセミナー事務局をトータルサポートしているダブルエム株式会社にご相談ください。セミナーの悩みや目的を明確化したうえで、最適な企画・キャスティングを立案します。
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